学校生活

心の教育

宗教の授業、伝道句、永平寺研修をはじめ様々な宗教行事を通じて、
挨拶や感謝の心、人としての基本を身につけ、心を安定させる
「心の教育」を行っています。

年間宗教行事

  4月  「釈尊降誕花祭り」
       お釈迦様の誕生を祝い法要を行うと同時に、命の尊さについて考えます。
  5・9月 「春季・秋季豊川閣大祭」
       豊川稲荷の五穀豊穣のお祭りに合わせ、報恩・感謝を込めて参拝します。
  5月  「ウエサカ祭」
       南方仏教の宗教的行事です。
       名古屋日泰寺にて近隣の宗門関係学校とともに法要に参加します。
  11月 「第1学年永平寺研修」
       福井県の大本山永平寺にて修行体験を実践し、自己の生き方を見つめ直します。
  毎月  「伝道句」
       年間を通じ、各月のはじめに全校放送で、学校生活の励みとなるお話をします。

宗教の授業

 豊川高等学校は、宗教教育を一つの柱として週に1時間「宗教」という授業があります。その宗教教育は、教育目標・校訓を基本としています。自分も他人も同じ命の重さを持つ人間として『共に生きる・生活する』ことを学びます。具体的には、子供から大人へ大きく変貌を遂げる高校3年間で、悩み迷いつつ自我を確立していく生徒にとって、豊かに生きるということはどういうことか、正しいこととは何か、平和な世の中を創るために何をすればよいか、など自己を見つめ直す時間となっています。その宗教的教育の基礎となるのは『日常生活の五心』です。

 一、はいという素直な心

 二、すみませんという反省の心

 三、わたしがしますという奉仕の心

 四、ありがとうという感謝の心

 五、おかげさまという謙虚の心

という最も基本的なもので、すべての中心となるものは、相手の立場に立っての『思いやりの心』です。

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    写真 座禅堂文珠菩薩像

 

坐禅の授業                 

 本校では、宗教の授業の中に坐禅の授業があります。坐禅というと足が痛い、しびれるという印象が強いかもしれません。しかし、坐禅とは私たちの生活の中で非常に大切なものなのです。

『あわてウサギ』(ジャータカ物語より)

 ある森の中の昼下がり、ウサギはのどかに昼寝をしていました。そんな時、「ドスン」という大きな音がしたので驚いたのなんの、とっさに「地球が壊れてし まったんだ!」と思いました。そこでウサギは一目散に逃げ出しました。その姿を見た森のほかの動物たちは、みんな「ウサギさん、どうしたのだい」と、尋ね ました。するとウサギは「地球が壊れるぞ!」と、みんなに知らせながら一生懸命走りました。ウサギの言葉を聞いた森の動物たちは、いっせいにかけはじめま した。みんながあわてている中で、落ち着いてそんな姿を見ているものがいました。森の王様ライオンでした。みんなの騒ぎを聞いたライオンは「一体、誰が地 球の壊れるところを見たんだい」と、尋ねてみました。あわてていたみんなは考えました。そう言えば、誰も地球が壊れるところなど見たものはいません。話を 聞いただけなのでした。結局ことの起こりは何かといえば、ウサギの騒ぎから始まったことに気がつきました。ライオンは、あわてているウサギを呼び止めて、 こう尋ねました。「本当に地球が壊れるところを見たのかい」そう言われて、ウサギは考えなおしました。音は聞いたが地球が壊れるところなど見た覚えがあり ません。「では、一緒に見に行ってみよう」ウサギは、ライオンにいわれて音がしたと思われる方へ行ってみることにしました。そこには大きなヤシの実が、三 個ばかりゴロリと転がっていました。地球が壊れると思った大きな音は、ヤシの実が落ちる音だったのでした。ウサギは、あわてているときこそ落ち着いて考え ることが大切であることに気がつきました。

 このように、ありもしないものをあるように思い込んでしまったり、周りの人たちが騒いでいるので、それが本当かどうかよく確かめもしないで一緒になって騒いだりすることが、私たちの生活の中にもあると思います。その結果、友人に迷惑をかけたりさらには傷つけたりしまうことになるのです。坐禅とは、こうしたあわてる心を静め、自己の足元をしっかりと見つめ、正しい判断・行動ができ、何事も真剣に取り組む心を育てるために重要な修行です。

永平寺研修の様子

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